過去の食道楽コラム  

「チキンライス」
2005年1月23日

 エスニック料理は私のとても好きなお料理の分野ですが、今回ありとあらゆる国々の料理が美味しく食べられるシンガポールに行く機会に恵まれ、食い気満々で出かけた私!
現地についてみると宿泊先はショッピングモールやフードコート、レストラン街に囲まれた超便利なロケーションでした。このショッピングモールとフードコードのコンプレックスがシンガポールにはいたるところに点在していて、こんなに食べるところがたくさんあって、商売成り立つのかいな?と心配になってしまうくらい。でも、心配御無用、食事時になるとどこからともなく物凄い人だかりが出来、人気店にはすかさず列ができていました。この「フードコート」の存在には、演奏旅行を始めてこのかた、いつも救いの神(おおげさかな?)ともいえるくらいお世話になってきたものです。 特に一人旅の場合、宿泊先のそばにフードコートがあったりすると、一人でも気兼ねなく行けるし、テイクアウトはできるし、食べたいものが選べるし、非常に便利なのです。この「フードコート」、シンガポールのモールというモールには必ず存在し、しかも、その店の種類も非常に豊富。中華、ベトナム、タイ、インド、日本、韓国などなど、エスニック万歳!とさけびたくなるほど、各国の料理が楽しめるのです。しかも、お値段もとびきりお安い!!お料理の中には食べたことのないめずらしい料理も多く、いつも興味深々で毎日のように通ってしまいました。 そんな中、これはシンガポールの名物といっていいと思うのですが、「チキンライス」というのがあるのです。「ん?チキンライスっていうとあのケチャップ味の?」と思われる方もいるかもしれませんが、いえいえそうではなく、このお料理は鶏肉を実にしっとりジューシーにやわらかく蒸し煮にしてスライスしたものを、この鶏のだしで炊いたご飯の上にのせ、軽くチリソースや、しょうゆなどをつけていただく、いわゆる鶏丼とでもいいましょうか?見たところ非常にヘルシーでさっぱりしていますが、この鶏肉がとにかく、非常にやわらかくご飯との組み合わせも絶妙なのです。何軒か試してみましたが、一番美味しいと思ったのが、この写真に出ているチキンライスで、これは外の屋台風フードコートの中のチキンライス屋さんのもの。ここのは有名らしく、明らかに長い列ができておりました。NYにもどってからチャイナタウンにこのチキンライスを求めて試してみましたが、う~ん、やっぱり本場の味とは違う、、、、。


「ベジタリアンレストラン」
2004年5月14日

 皆さん、ベジタリアンレストランって行かれた事ありますか? 
アメリカに留学してから、実は初めてこの世に菜食主義者がいるということを知りましたし、現にベジタリアンレストランというものが存在することもしりませんでした。(日本にもあるのでしょうか!?)それまでは、とにかく栄養のバランスがいいようにできるだけ偏らないよう、30品目食べることが理想、っていう観念で生きてきたので、菜食だけでエネルギー大丈夫かしらって思っていましたし、お肉やお魚どちらも大好きな私にとって、信じられないようなことでした。しかしながら、いくらベジタリアンといっても、物凄く体格のいい健康そのものの人もいたりして、次第に大丈夫なんだなあと思うようになりましたが、、、、。
 先日、ヘルシーコンシャス?に目覚めたという友人にお誘いを受けて、マンハッタンのダウンタウンにある「GOBO」というベジタリアンレストランにてランチをしてきました。この「Gobo」という名前からして野菜の牛蒡を連想し(実際、この牛蒡から名前をとったのかどうか、聞きそびれてしまいましたが!)いかにもヘルシーなイメージがしますが、メニューをのぞいてみると、てりやきがあったり、ベトナム風焼きそばがあったりと、アジアン、エスニック風で、特徴として、野菜や果物のフレッシュジュースのメニューが豊富なこと、そして、色々なスタイルのお料理にテンペとかセイタンという大豆などから作られたものをお肉の代わりに使用してあることです。 このテンペやセイタンは(なんか宇宙人の名前みたいですが、、、)、物凄く良く出来ていて、まるで見た目も味もお肉のようなのです。 そして、どこまでも菜食にこだわっていて、コーヒーを頼んでも、ミルクとして出てくるのは豆乳。そういえば、今日本でもアメリカでも豆乳が物凄く注目されていますね。豆乳も色々なフレバーがでているし、ヨーグルトも豆乳ヨーグルトってのがあるし、ダイエットにもいいそうなので、この際、豆乳シェイクでも作ってみようかしら、、、、。
それにしても、きっと私はこの先お肉やお魚を食べないって生活は性格上できそうもないけれど、このベジタリアンレストランの経験はお味も美味しかったし、ボリュームもあってお腹も満足、おまけに後味が実にヘルシーなさわやかな感じがして、再び訪れたいレストランの一つにランク入りしました!


「イギリスで出会ったくせになる味!」
2004年4月17日

 イギリスというとイメージとして、あまり食べ物に期待できない、という印象がありますが、最近のイギリス、特にロンドンは美味しいレストランが増えてきているようです。特にハロッズや、セルフリッジデパートの食料品売り場は、美味しそうなデリ食品がきれいに並んでいて食欲をそそられますが、ちょっとお高いのがたまにきず、、、。(イギリスはヨーロッパの中でも物価が高い!!)
 先2月のツアーで訪れたイギリスのプール市。ロンドンの南、車で3時間ほどのドライヴで海沿いの街です。実はボーンマスSym.との定期演奏会のため訪れたのですが、ボーンマスという市はあるものの、現在このオーケストラの本拠地はプール市にあるため、宿泊先もプール市に滞在。今回の宿は、マンションハウスというその名のごとく、その昔市長さんの邸宅だったお屋敷を、ホテルに改造した建物で、ホテルとしては非常にこじんまりとしていますが、一つ一つの部屋にそれぞれ違ったインテリアがほどこされ、細部まで心配りの行き届いた、とてもアットホームな落ち着いた感じのホテルで、非常に気に入りました。そして、なんといってもここの目玉は、建物内にあるレストラン。ここはこの街でもトップクラスの有名なレストランで、ホテルゲスト以外は、会員制です。早速宿泊初日の夜、疲れと空腹をかかえてレストランに。こじんまりとしたスペースながら、ろうそくのあたたかいあかりのもと、フォーマルなテーブルセッティングで素敵な雰囲気。メニューをのぞくと、どのお料理も季節や素材を生かした、工夫のあるお料理で、とても美味しそう!その中でも私の目を惹いたのが、「3種類のチーズフフレ」というディッシュ。実はこのチーズスフレは以前自分でも挑戦したことがあるのですが、なかなかきれいに膨らまないで苦労した思い出があります。よし、この際カロリーのことは忘れて疲れを癒すがごとく、思い切って、しかも前菜にこのスフレのオーダーを決行。 楽しみに待ちわびていると、いい香りとともに登場したのが、あっつあつのグラタン皿にぐつぐつと小躍りしているプリン型のスフレ!ココット皿などに出てくるかと思いきや、堂々グラタン皿の中央にプリン型のスフレが盛られ、さらにそのまわりが、チーズソーススープで囲まれているのです。(写真参照)ハフハフいいながら、大きめのスプーンで、チーズソースとともにスフレを口に運ぶと、ふわっと広がるチーズの香りと、3種類のチーズが織り成すこくのある奥の深いお味!!それでいて意外としつこくない。何回も味わいたいとすぐさま次の一口を口に運んでしまう。すっかり気に入ってしまった私は、滞在中、この味を胸に留めておきたいばかりに、再び注文してしまったのです!

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